2017年 8月11日(山口・福本) 【音声】
(山口);さて、福本さん、日本ですと暦の上では既に立秋を過ぎていまして、お見舞いに出す葉書やメールは「残暑見舞い」としなければいけないわけですよね。ですけれど、イランはまさに今が夏本番という感じでして、とても残暑などといえる状態ではないと思いますが、イランでの暑さ対策として、どんなことをなさっていますか?
(福本); 夏バテをしないように、食べ物に気を付けているでしょうか。塩味でミントの入ったヨーグルトドリンクですとか、体を冷やしてくれるキュウリやミント、クルミ、レーズンなどをたっぷり入れたヨーグルトを積極的にいただいています。また、テヘランの今の時期は一年で一番果物が豊富な時期ですよね。桃やプラム、アプリコット、ブドウ、メロンなどを食べてビタミン摂取に努めています。でも、本当に毎日、暑いですよね。
(山口);そうですよね、水分補給は大きなポイントの1つになると思います。イランは、世界最高気温を記録した地域があったと思います。確か、南東部のルート砂漠の辺りだったと思いますが、いずれにしても、摂氏50℃というのはちょっと日本では体験できないことかもしれません。ですが、日本ではそこまでいかなくとも、やはり地球の温暖化の影響でしょうか。夏の暑さが厳しくなっているようですね。水分をこまめにとるなど、暑さへの対策をしっかり行っていただきたいと思います。
●リスナーより
「初めて受信報告書を送ります。日本にいると、中東のことはISISのことしか入ってきませんが、IRIBの番組を通じて、今まで知らなかったことを知ることができ、大変よかったです。特に、コーランの朗読が最高でした。あんなふうに歌を歌うように朗読するとは思っても見ませんでした。これからも良い番組を沢山作ってください。応援しています」
「初めてお便りいたします。番組のニュースを拝聴しました。日本で報道されるニュースは欧米寄りの内容が多いため、イランからのニュースを拝聴できるのは貴重な体験でした。これも国際放送ならではのことでしょうか。日本でイスラムについて知る機会はとても少ないため、これからもIRIBの放送を通して学ばせていただければと思います。このような機会があることに感謝します」
●ラジオより
(山口)G・Tさん、M・Nさん、初レポートを有難うございます。お二方とも、IRIBからこれまでにはなかった新しい視点からの情報を獲得され、またイスラムにも良いイメージを持っていただけたようで、大変うれしい限りです。これこそが、IRIBラジオ日本語の目指す最終目的の1つでもあると考えておりますが、福本アナウンサーからもこの2人のリスナーの方々に一言メッセージをお願いします。
(福本) はいG・Tさん、M・Nさん、はじめまして。長く放送に携わっている私としましては、とても新鮮な感想を頂戴して、感激しております。イランにしろ、イスラムにしろお二人が持っていらした既成概念を、私たちの番組を通して覆していっていただければ、送り手としてこんなに嬉しいことはありません。引き続き、レポートをお寄せください。お待ちしております。
●リスナーより
「氏名についての質問があります。日本では、漢字で読みにくい氏名がたびたびあります。かくいう私も読みにくい名前で生まれて、これまでに正確に読まれたことがありません。ペルシャ語ではどうでしょうか。読みにくい名前があるのでしょうか。番組で取り上げていただければ幸いです」
●ラジオより
(山口)K・Oさん、いつもお便り有難うございます。名前といえば、日本は世界でも特に苗字の種類が多い国だそうで、その数はおよそ15万にも上るという話を聞いたことがあります。その反対に、中国や韓国では日本ほど苗字の数は多くないとよく聞きます。ちなみにネットで調べてみたら、山口という苗字は大陸からの渡来人に由来する名前だそうでして、西日本に多く、鹿児島県には1万人以上の山口さんがいるそうです。イラン人のファーストネームにはイスラムの偉い人の名前とか、女性ですと星や花の名前であるとか、甘い、優美な、といった女性らしい特徴のあるもの、男性ですと望み、神の霊魂、有名な、といった意味のある名前が見られます。さて、このリスナーさんがお尋ねのような読みにくい名前、或いは意味的に非常に難しい、または面白い名前の方に出会ったことはありますか?
(福本)そうですね。それにお答えする前に、まずイラン人の名前は表音文字であるペルシャ語のアルファベットで綴られますよね。ですから、普通にアルファベットを読めば発音できるのですが、日本人の漢字の氏名の場合、漢字は表意文字ですから、組合せによって実に様々な読みがあって、当て字があったり、最近のキラキラネームに至っては振り仮名なしでは読めないそうですね。私の周囲のイラン人の方には特に意味的に難しいお名前って記憶にないのですが、山口さんはいかがですか?
(山口)そうですね、読み方はともかく、意味的に「へーえ、こんな意味だったんだ」と思うような名前は結構ありますね。たとえば、政治家の方に確かハッラーズィーさんという方がいらっしゃったと思いますが、これは小間物屋さんという意味だそうです。そしてやはり、歴史や風土、宗教面などでの特徴が現れているといえるかもしれませんね。ちなみに、私がこれまでに出会ったイラン人の中で、フルネームとして特に面白いと思ったものに、日本語に訳すと「海の真珠」さんと言う方がいらっしゃいました。日本で言えば海野さんに相当する苗字で、真珠は女性のファーストネームというわけです。さらにもうひとつ、これも女性で、日本語に訳すと「神に頼る手段」さんという方に出会ったことがあります。他にもまだ、面白い名前の方はまだまだ沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
●リスナーより
「来世や神のことを忘れて勝手気ままに暮らしている人間にとって、コーランは大きな警鐘を鳴らしているのですね」
●ラジオより
(山口)K・Nさん、お便り有難うございます。私も、イランに住んでみて、またコーランやイスラムの教えに触れてみて、日本やその他の国でも言われている人間としての生きる道、あり方、倫理道徳といったものとほとんど同じではないかと感じています。先の東日本大震災が発生した折には、まさに大自然からの警告だったとする声が沢山聞かれました。地球温暖化や砂漠化が昨今では話題になっていますが、このような現象を引き起こすの活動や勝手気ままさを含めた人類への戒め、警告として、あの地震を捉えるべきだというんですね。自然現象はまさに神のなせる業ですし、これを機会に神の存在をもっと意識しなくてはと思いました。ラジオ日本語の番組でも、コーランの成句が沢山でてきますが、コーランの内容に触れてみて、どのようなことをお感じでしょうか?
(福本) ラジオ日本語の番組冒頭でコーランの朗誦がありますよね。私はその日本語訳を読ませてもらっているのですが、実に内容が幅広いと思いませんか。例えば、「両親には孝行しなさい」ですとか、「両親が老齢に達した時にも優しく丁寧な言葉遣いをして、邪見にしてはならない」というような、道徳的な指示がなされているのには驚いた記憶があります。コーランは人が誠実に生きていく上での指針も示してくれているんですよね。
(山口)コーランはまさに、イスラムだけでなく、全人類に通用する包括的な教えだということを、改めてここでアピールしたいと思います。
●北川アナウンサーのイラン音楽コーナー
●インタビューコーナー
ゲスト;愛甲恵子さん(2回目)
●聞き手;北川修一アナウンサー