習国家主席、中国国内での人権関連行動を擁護
May 26, 2022 16:25 Asia/Tokyo
中国の習近平国家主席が、バチェレ国連人権高等弁務官とのオンライン会談で、人権分野における中国の行動を正当なものとして擁護しました。
中国国営中央テレビCCTVによりますと、習国家主席は25日水曜、バチェレ高等弁務官とのオンライン会談で、「長期的・恒常的な努力により、中国は人権発展の方向路線に到達し、現代世界の潮流に適応できており、それは自らの国情に即したものだ」と述べています。
また、「我々には、他国に指図する『教師』は必要ない」としました。
そして、「中国は、国の実情に合う人権の発展の道を歩んできた。中国国民の人権はかつてないほど守られている」と述べ、「人権を政治問題化し、それを口実に他国の内政に干渉してはならない」とけん制しました。
報道各社によりますと、バチェレ氏は今月23日から6日間の日程で中国を訪れており、新疆ウイグル自治区を訪問する予定です。
アメリカとイギリスはバチェレ氏の中国訪問に関して、人権状況を完全に把握するために必要なアクセスが認められない、とする組織的な批判により、この訪問の政治化をもくろんでいます。
これに対し、中国も米英を人権侵害のかどで批判しています。