ロシアが、ウィーン協議における欧州の態度を批判
12月 15, 2021 20:14 Asia/Tokyo
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ウリヤノフ氏
オーストリア・ウィーン協議にロシア代表として参加するウリヤノフ氏が、この協議における欧州の態度を批判して、「協議における欧州側の態度には驚くばかりであり、まるで協議の席に初めて着いたかのようだ」と強調しました。
ウリヤノフ氏は15日水曜、ParsToday ロシア語との独占インタビューにおいて、ウィーン協議参加各方面の真剣度について触れ、「イランの新協議チームの真剣度は高い。同チームは非常にすばやく状況になじみ、議論のテーマをより熟知した状態にある」と述べました。
続けて、アメリカが核合意を再度離脱しないことの保証に関して、「この点においては、我々の決意から外れる、深刻な障害が存在する」としました。
また、トランプ米前大統領の核合意離脱によりイランの人々にもたらされた多岐にわたる経済的損害の補償について、「損害の補償は完全に理にかなっている。イランは米国の核合意離脱から1年後まで、同合意の自国責務を遵守してさえいた」と指摘しました。
イラン核計画をめぐるウィーン協議の第7ラウンドは、先月29日から始まりました。この協議の主要議題はアメリカによる対イラン制裁の解除です。
イランは、責任を受容する国としてこれまでに何度も、「核合意に違反したのは米国であることから、同国がまず制裁を解除して核合意に復帰すべきであり、さらに米国の責務履行状況は検証・確認される必要がある」と表明しています。
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