サウジで、厳重なコロナ対策の中メッカ巡礼の儀式が開始
7月 18, 2021 04:33 Asia/Tokyo
サウジアラビアの政府当局が、「新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための厳重な措置がしかれる中、17日土曜からメッカ巡礼の儀式が始まった」と表明しました。
フランス通信によりますと、サウジアラビア・メッカ巡礼省の発表では、今年度の儀式は17日よりメッカ入りと、カアバ神殿の周りを回る儀式をもって開始されており、18日日曜からは巡礼者らがアラファート山入りし、20日火曜には、一連の巡礼儀式の中でも最も重要な犠牲祭に向けて準備を整える、ということです。
この報道によりますと、サウジアラビアは今年も、昨年のメッカ巡礼の経験にならい、コロナワクチン接種を受けたサウジ市民6万人のみに、メッカ巡礼儀式への参加を許可することになっています。
この巡礼者数は昨年よりは多いものの、コロナウイルス流行前の数年間におけるメッカ巡礼の儀式の参加者数よりは、はるかに少ないものとなっています。
ちなみに、コロナがまだ流行していなかった2019年には、世界中から約250万人のイスラム教徒がメッカ巡礼に参加しました。
今月初め、サウジアラビアのメッカ巡礼省は、新型コロナウイルスとその変異株の流行により、最高レベルの疾病予防策を追求していると発表しました。
同省はまた、巡礼が許可される年齢を18歳から65歳までとしており、年間儀式の実施希望者は、慢性病を有していないことが求められます。
なお、電子監査システムによりますと、巡礼参加者は55万8,000人の申請者の中から選ばれたということです。
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