南北朝鮮の政府責任者が、ホットラインで協議
1月 04, 2018 20:05 Asia/Tokyo
韓国と北朝鮮の政府責任者が、約2年ぶりに「板門店チャンネル」と呼ばれる直通連絡(ホットライン)で協議しました。
イルナー通信が中国・北京から伝えたところによりますと、韓国統一部は、「3日水曜、最近再開された直通連絡ホットラインにより、南北朝鮮の責任者らがおよそ20分間通話し、このホットラインの技術面での試験が行われることになる」と表明しています。
韓国と北朝鮮の直接連絡は、今後さらに数時間後に行われるとみられており、韓国はこれを待ち望んでいます。
北朝鮮は4日木曜朝、「南北朝鮮の間をつなぐ直接連絡ホットラインは、北朝鮮のキム・ジョンウンの労働党委員長への就任後停止されていたが、3日水曜から再開されている」と表明しました。
キム・ジョンウン労働党委員長は、新年に際してのメッセージの中で、南北朝鮮の対話の機会を設ける用意はあるが、自国の核開発から手を引くことはない、と述べました。
また、来月韓国のピョンチャンで実施される冬季オリンピックに選手団を派遣する用意があるとしています。
韓国のムンジェイン大統領も、2日歌謡の閣僚会議で韓国の統一部と、文化スポーツ省に対し、ピョンチャン冬季五輪に参加する北朝鮮選手団の入国に必要な準備を整えるよう要請しました。
韓国と北朝鮮の関係はこの数ヶ月、アメリカとその同盟国による軍事的な挑発や、北朝鮮のミサイル・核実験などにより、これまでのどの時代よりも緊迫化しています。
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