ロシア外相、「我が国はイラン核科学者テロを断固として非難した」
12月 13, 2020 16:18 Asia/Tokyo
ロシアのラブロフ外相が、「我が国は、外務省の公式声明をはじめとした様々なレベルで、イランの核科学者ファフリーザーデ氏へのテロを厳しく非難した」と述べました。
ラブロフ外相は12日土曜、IRIB通信とのインタビューにおいて、ロシアはイランの核科学者ファフリーザーデ氏へのテロを、地域情勢の不安定化を狙った煽動行為と見なしていると述べました。
続けて、核合意は修正や見直しをされたり、その中に別の問題を持ち込んだりされるべきものではないとして、「核合意関連で発生した問題の根源は、この合意からの米国の離脱である」としました。
そして、「これらの問題には、イランに対する米国の制裁も含まれる」と指摘しました。
イラン国防軍需省次官で同省研究開発機構長官を務めていたモフセン・ファフリーザーデ氏は今年11月27日、テヘラン近郊でテロリストらの攻撃を受けて殉教しました。
これまでに、ロシア、ベネズエラ、南アフリカ、アラブ首長国連邦、スイス、ヨルダン、トルコなどの多くの国々が、このイラン人核科学者に対するテロを非難しています。
トランプ米大統領は2018年5月8日、一方的かつ違法なかたちで核合意から離脱し、この合意に基づいて停止されていたすべての制裁を再発動させました。
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