ゴルメサブズィー
今回は、フェヌグリークという栄養価の高いハーブの一種をご紹介しましょう。このハーブを使ったイランの最も有名な家庭料理、「ゴルメサブズィー」のレシピもご紹介致します。
【ゴルメサブズィーのレシピ(5~6人分)】
<材料>
・羊肉 ・・・500g
・玉ねぎ ・・・1個
・ハーブ類(ニラ、パセリを同量に、フェヌグリークを少々) ・・・500g
・ベニバナインゲン豆 ・・・1/2カップ(一晩、水に浸けておく)
・乾燥ライム ・・・4個
・油 ・・・少々
・塩 ・・・少々
・ターメリック ・・・小さじ1/2杯
<作り方>
①玉ねぎをみじん切りにし、鍋に大さじ2~3杯の油を入れ、ほどよく色づくまで炒めます。
②食べやすく切った肉を加え、玉ねぎと共に、10分~12分炒めます。
③さらに、水に一晩浸けておいたベニバナインゲン豆と水6カップをこの中に加え、沸騰させます。沸騰したら弱火にして、蓋をして3時間ほど煮込みます。
④油大さじ5~6杯を弱火で温め、みじん切りにしたハーブを加えて、20分~25分炒めて水分を飛ばします。だいたい油が緑色を帯びてきたら火を止めます。
⑤鍋を煮込み始めて1時間ほどで、炒めたハーブ(④)と塩少々を加えます。
⑥鍋を煮込み始めて2時間経った頃、フォークで穴を開けた乾燥ライムを加えます。
⑦ある程度煮込んだら、火を弱め、鍋の蓋を半分開けてさらに煮込みます。これで、「ゴルメサブズィー」の完成です。
※この料理はハーブの独特な香りがあり、イランの各地で作られています。中には季節に応じて、ほうれん草やビートの葉を加える地域もあります。ゴルメサブズィーは白いご飯と一緒に召し上がってください。
※この他、ハーブを使った煮込み料理に、「ミントとパセリのホレシュ」があります。作り方はゴルメサブズィーと同じですが、ハーブにミントとパセリ、味付けにゴージェ・サブズ、または、熟していない緑のアーモンドや未熟なブドウから採った果汁を使います。また、今お話しした材料で、熟していないアーモンド500g、みじん切りにしたミントとパセリ3~4カップと肉を使い、別の煮込み料理を作ることも出来ます。熟していないアーモンドの代わりに、ゴージェ・サブズを使ってもよいでしょう。この二つの実は、春の季節のもので、その時期になるとイランの市場でよく見られます。
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