10月 02, 2023 20:27 Asia/Tokyo

ローマ教皇フランシスコが、旧ソ連アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフ地域が人道危機に見舞われているとして、双方に対話の再開を求めました。

ロイター通信によりますと、ローマ教皇は1日日曜の講話で「ここ数日、ナゴルノカラバフの避難民が置かれている状況を注視している。永続的な合意が成立して人道危機に終止符が打たれることを願い、アゼルバイジャンとアルメニアに改めて対話を求める」と述べました。

教皇はまた、先月25日にナゴルノカラバフの中心都市ステパナケルト(アゼルバイジャン側呼称;ハンケンディ)近くの燃料貯蔵施設で発生した爆発による犠牲者のために祈っていることを明らかにしました。

一方でアゼルバイジャン政府は1日、主権回復を宣言した隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフで実施した「対テロ作戦」の際、アルメニア系勢力から鹵獲した兵器や車両などの装備を公開しました。

加えて、国連の派遣団が同日、約30年ぶりにナゴルノカラバフを訪問したと明らかにしています。

国連は去る9月30日、アゼルバイジャンがナゴルノカラバフを支配下に置いた軍事作戦以来、この地域からアルメニアに避難した人の数が10万人以上に上るとしました。

 


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