ロシア大統領府、「対ウクライナ和平交渉の話ない」

ドイツのテレビ局が、7月にロシアとウクライナの和平交渉が開かれると報道したことを受けて、ロシア大統領府の報道官は、「そうした交渉については承知していない」と述べました。

ロシアとウクライナの間の戦争は、２０２２年２月２４日に勃発しました。

現在までに、ブラジル、フランス、バチカン市国、中国、インドネシアの各国が、ウクライナ戦争の危機を解決するための和平案を提示してきましたが、ウクライナは、自国のゼレンスキー大統領が提案する和平構想についてのみ話し合う用意があると主張しています。

ARDドイツ国営テレビ局は今月２６日、ウクライナ戦争をめぐる和平交渉が来月初旬に始まる可能性があると主張しました。

これに対し、ぺスコフ・ロシア大統領府報道官は２７日火曜、「ロシア大統領府としては、この件について何も知らない。その詳細については ARDに問い合わせてほしい」と表明しています。

ARDの報道によれば、複数の世界大国の高官らが先週、デンマークの首都コペンハーゲンでこの件に関する会合を行いました。

報道はさらに、この会合にはサリバン米大統領補佐官も出席していたとしました。

ぺスコフ氏によれば、ロシアとウクライナの間の協議に向けた前段階の動きも現時点では全くないということです。

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